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 蒲郡オレンジパークでみかん狩りをしました。蒲郡はみかんの町として有名ですが、ブランド化も行なわれていて、「蒲郡みかん」は愛知県で登録されている20の地域団体商標のひとつにもなっています。

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<蒲郡オレンジパーク>

 蒲郡では250年ほど前から農家の自家用としてみかんが育てられ、江戸時代末期に温州みかんが導入されました。大正時代にみかん園が増加し、昭和初期からみかん栽培が本格化したそうです。蒲郡のみかん栽培面積は400ha程で、露地みかんとハウス栽培の温室みかんで全国有数の産地となっています。

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<蒲郡のみかん園>

 蒲郡オレンジパークは1年を通じてフルーツ狩りが楽しめる人気の観光スポットですが、現在はちょうどみかん狩りのシーズンで、平日でも大変賑わっています。

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<みかん園>

みかん狩りは平日ならば予約不要です。本館1階で受付の後、本館前に泊まっているマイクロバスに乗ら込むとみかん園まで連れて行ってくれます。時間は無制限食べ放題で、1kgまで持ち帰りもできます。入園する際持ち帰り用のカゴを渡されますので、カゴが一杯になったら終了です。

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 みかん狩りは12月までで、その後はいちご狩り、6月から9月はメロン狩りやブドウ狩りなどができます。館内にはみやげ店や直売所、レストランなどもあります。

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<オレンジパーク みやげ店>

# by haru_tsuji | 2024-11-25 06:00 | 愛知県内(その他) | Comments(0)

 名古屋港ガーデンふ頭で「カーボンニュートラルのススメ@名古屋港」というイベントが行なわれました。名古屋港管理組合が主催し、国交省や愛知県、名古屋市などが後援するイベントで、様々な出品者がそれぞれカーボンニュートラルに向けての技術や取組を紹介していました。

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 カーボンニュートラルの取組で今一番注目されているのが水素エネルギーです。水素は利用時にCO₂を排出しないので、環境負荷を低減できるからです。愛知県は、全国一水素ステーションが多く、水素を利用する燃料電池車の登録台数も全国一なのだそうです。

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<愛知県ブース>

 また名古屋市や名古屋港管理組合も水素活用を推進していて、名古屋市は各区に燃料電池車が導入し、名古屋港管理組合も港湾の荷役設備の水素化を推進していているそうです。

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<名古屋市が各区に導入:燃料電池車>

 水素製造は現在石炭などを高熱で水素とCO₂に分解する方法が主流となっています。オーストラリアには褐炭(品質の低い石炭)が未利用のまま大量に埋蔵されていて、これを利用して安価な水素を製造するプロジェクトが進められています。またこの水素を液化して、日本に輸送するための水素船の開発も進められているそうです。

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<川崎重工が開発中の液化水素輸送船>

 石炭から水素を製造する方法は、低コストですが製造過程でCO₂が発生するという難点があります。これを克服するため、別の方法も研究されています。中部電力のブースでは、天然ガス(ターコイズ水素製造)やアンモニアから水素を製造する方法(アンモニアクラッキング技術)を紹介していました。これらの方法はCO₂を出さない特長がありますが、コストが課題です。


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<ターコイズ水素製造の研究(中部電力)>

 この他東邦ガスでは水素とCO₂を合成してeメタンという燃料を作る実証試験を行っているそうです。eメタンは燃焼するとCO₂が発生しますが、発生したCO₂は再びeメタンの原料として使うことができます。

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<eメタンの導入:東邦ガス>

 その他CO₂を吸収する環境配慮型のコンクリート(大成建設)や航続距離が長い水素トラックの展示〈日野自動車)など様々なカーボンニュートラルに関係する最新情報の展示などがあり、興味深い展示会でした。

# by haru_tsuji | 2024-11-20 06:00 | 港区・中川区 | Comments(0)

 世界的大型帆船の日本丸が一年振りに名古屋港にやって来ました。11月8日から12日までで、9日、10日の2日間は一般公開も行なわれました。

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 日本丸は独立行政法人海技教育機構が所有する練習船で、船員を養成するために使われています。今回の航海では高等専門学校航海科の実習生93名(うち女子22名)と航海士や機関士を勤める教官38名が乗船し、日本中を航行しながら航海技術を学んでいるそうです。この日は実習生がデッキに立って、船内の説明をしてくれました。

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<日本丸のデッキ>

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<船内での講義の様子>

 練習船実習では長期間船の中で生活しながら航海を続けていて、下記日程が実習生の1日だそうです。朝6時起床、夜22時30分消灯で、午前、午後に講義や実習が行われるそうです。また朝食前と夜に「別科」と言って掃除の時間があるそうです。

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<実習生の1日>

日本丸は帆船ですが、ディーゼルエンジン2基も搭載していて、国内の航海はディーゼル機関を使うそうです。船の舵をとる「操舵装置」も帆走時とディーゼル運行時とは違っていて、下記の大きな舵は船の後部にあり、帆走用だそうです。

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<帆走用の後部操舵室>

 ディーゼル用の操舵室は前方で、下記写真の2階の部屋だそうです。

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<ディーゼル用の前方操舵室(2階)>

なお今回寄港した日本丸は2代目で初代の日本丸は横浜のみなとみらい21地区に係留されていて、重要文化財に指定されています。

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<日本丸>



# by haru_tsuji | 2024-11-15 06:00 | 港区・中川区 | Comments(0)

 岩瀬文庫は西尾市にある図書館で、古書などを多数所蔵しています。NHKで放送中大河ドラマ光る君へ紀行で岩瀬文庫所蔵の枕草紙が紹介され、注目を集めました。

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<岩瀬文庫>

 岩瀬文庫の枕草紙は江戸時代に作られた写本ですが、数多くある写本の中でも最も古い系統を引くもので、その元をたどると鎌倉時代初期にさかのぼります。また系統の確かさや写し間違いの少なさで高い評価を得ており、現在出版されている枕草子の底本になっています。

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<岩瀬文庫所蔵の枕草紙>

 岩瀬文庫には展示室もあり、現在「をかしくあわれな平安文学」という企画展が開かれています。枕草紙の他源氏物語、伊勢物語など岩瀬文庫が所蔵する古書が数多く展示されていて、雅な平安文化を感じることができます。

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<<平安文学企画展>

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<展示室の様子>

 なお岩瀬文庫という名前は、岩瀬弥助という西尾の豪商が私財を投げ打って設立したことによります。設立は明治41年(1908年)と古く、弥助の死後財団法人化され、戦後西尾市に移管されました。

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<岩瀬弥助>

 岩瀬文庫の横には、西尾市立図書館があり駐車場は共通になっています。また大正時代に建てられた赤レンガ作りのレトロな旧岩瀬文庫書庫も残っていて、重要文化財に指定されています。

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<旧岩瀬文庫書庫(重要文化財)>

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<西尾市立図書館(岩瀬文庫は図書館の裏側)>

# by haru_tsuji | 2024-11-10 06:00 | 愛知県内(その他) | Comments(0)

藤井七冠が地元で行なわれた公開対局に登場しました。この対局はJTが主催するJTプロ公式戦 将棋日本シリーズの準決勝で、場所は中部国際空港(セントレア)内の国際展示場 Aichi Sky Expoです。

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<Aichi Sky Expo>

この大会はタイトル保持者や前年の賞金獲得ランキング上位者など12名が競うトーナメント戦で全局公開対局で行なわれます。持ち時間各10分プラス考慮時間5分の超早指し戦です。

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<藤井七冠と広瀬九段>

藤井七冠はこの棋戦でも2年連続で優勝しており、今回優勝すれば三連覇となります。今回対戦相手は、広瀬九段。対戦成績は藤井七冠の11勝3敗です。

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<子供大会>

この大会はプロ公式戦の前に子供大会の決勝戦もステージ上で行なわれます。子供大会といっても棋力はとても高く、過去には藤井七冠や伊藤叡王、斉藤八段、菅井八段など現在のトップ棋士も参加した事があるプロへの登竜門的な大会です。この日の子供大会も小学校低学年の部と高学年の決勝戦2局が行なわれ、どちらも大熱戦でした。

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<対局風景>

子供大会の後はいよいよプロ公式戦で、広瀬九段の先手で始まりました。この棋戦はとてもユニークで、対局場横で大盤解説会も行なわれます。解説者の声が対局者も聞こえているため、解説者は対局者に気を使いながらの解説でした。

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<次の一手クイズ>

また対局の途中で、解説棋士が封じ手を宣言し、対局が中断されて次の一手クイズが出題されるというお楽しみもあります。

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<JTプロ公式戦>

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<オリジナルグッズ販売コーナー>

対局は藤井七冠が果敢に仕掛けましたが、広瀬九段がうまく切り替えし、優勢に。藤井七冠の勝負術でもつれる場面もありましたが、最後は広瀬九段が押し切りました。

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<対局後の挨拶>

 藤井七冠とっては残念な結果となりましたが、現在将棋界最高峰の竜王戦7番勝負も戦っています。現在1勝1敗の五分で次の対局が正念場ですので、是非次は頑張って欲しいものです。

# by haru_tsuji | 2024-11-05 06:00 | 愛知県内(その他) | Comments(0)