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 IGアリーナに名古屋出身のバスケットボール日本代表で、3ポイントの名シューター冨永啓生選手が登場し、会場を沸かせました。試合が行われたのは10月4日。名古屋ダイアモンドドルフィンズが レバンガ北海道を迎えての今期B1リーグ開幕戦です。冨永選手は NBA下部のGリーグで活動していましたが 今シーズンからレバンガ北海道に移籍しました。

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<冨永啓生選手>

 対する名古屋ドルフィンズはIGアリーナに本拠地を移しての初戦ということで、会場は約1万3000人の大応援団が詰めかけ、ドルフィンズカラーの真っ赤なユニフォームで埋め尽くされました。

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 試合前大村知事が登場。「ドルフィンズの試合をするため15,000人入る IGアリーナを作った。悲願のリーグ優勝、日本一を勝ち取って欲しい。」と挨拶し会場を沸かせました。

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<大村知事のあいさつ>

 試合はドルフィンズが先行しますが、レバンガ北海道が必死に追い上げました。冨永選手は厳しいマークで、得意の3ポイントシュートが封じられ、なかなか得点を奪えません。接戦は第4クォータ前半まで続きましたが、終盤に今期新たに移籍したアーロン・ヘイリー選手などの活躍などでレバンガ北海道を突き放し、68対56でドルフィンズが勝利しました。

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<アーロン・ヘイリー選手>

 今シーズンは2026年5月26日までレギュラーシーズンが続き、各チームが60戦戦います。今シーズンから東西の2地区制で、各地区の1位2位とワイルドカード4チームの合計8チームが、CS(チャンピオンシップ)に進出し、その中から勝ち抜きで優勝チームが決まります。ドルフィンズは先期CS進出ができませんでしたが、今期は是非ともCSに進出し、優勝を勝ち取って欲しいものです。

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<ドルフィンズ勝利!!!>


# by haru_tsuji | 2025-10-10 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)

 今回は「名古屋大学博物館 野外観察園」を紹介します。東山キャンパスの南部にある緑地で、教養部生物学教室が研究のため使っていましたが、現在は名古屋大学博物館が管理運営を行っていて、一般公開も行われています。

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 野外観察園の入り口付近にはセミナーハウスがあり、2階が展示エリアになっています。現在2026年1月31日までの予定で、「名大の森 ラブ」という展示会が開催されています。この展示会では、学生サークルが 名大構内で行っている樹木や野鳥など野外観察や保護活動などが紹介されています。

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<野外観察園>

 野外観察園では博物館の植物担当者などが中心となり、市民なども参加して東山キャンパスの散策会などを行い、樹木の健康診断などを行っています。またキャンパスの樹木を選定した後に発生する多くの枝木を活用するため、しいたけの菌打ち体験なども行っているそうです。

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<キャンパスの樹木診断、しいたけの菌打ち体験>

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<名大の樹木>

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<森の生き物の展示>

 観察園は下記のようになっており、公開ゾーンは自由に見学することができます。実験ゾーンは非公開ですが、春や秋などのイベントの際には、見学できることもあるようです。観察園には植物器官学で有名な故熊澤正夫教授が研究のために植えた植物なども育てられています。

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<観察園マップ>

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<公開ゾーン>

 入場料は無料で休館日は土日曜祝日です。

# by haru_tsuji | 2025-10-05 06:00 | 千種区・名東区・守山区 | Comments(0)

 名古屋大学博物館は千種区の東山キャンパス内にある博物館です。1965年に建設され、2001年から一般公開されるようになりました。大学での研究資料など多くの資料を所蔵しており、その一部が常設展示されている他、期間限定でテーマを絞った特別展も開かれています。

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 1階が常設展示室です。内容は多様ですが、今回はその中からいくつかを紹介したいと思います。まず工学系の展示です。入口の一番目立つ位置に展示されているのが、世界初のドローンとなるダクテッドファン型と呼ばれるVTOL実験機です。VTOLは垂直に離着陸するという意味で、1988年日立造船と名古屋大学で共同開発されました。

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<世界初のドローン>

 1960年代に開発された電子回析装置や超高圧電子顕微鏡、スぺースシャトルで行われた宇宙空間における視覚安定性の研究装置などの研究装置なども展示されていました。

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<スペースシャトルでの視覚安定性研究装置>

 考古学関係の展示も多くありました。1968年にアフリカで行われたネアンデルタール人などの調査やアメリカで採取された白亜紀の恐竜化石の展示、恐竜を絶滅されたとする巨大隕石(ギベオン隕石)なども展示されていました。

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<アフリカでの考古学調査>

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<恐竜を絶滅させたとするギベオン隕石>

 火山災害についての調査研究もありました。2014年噴火した御嶽山の噴火で噴出した噴石や噴石によってボロボロになった山小屋の様子などが展示されていて、当時の生々しい姿が伝わってきました。

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<御嶽山の噴火災害研究>

 展示でひときわ目を引いたのは、マッコウクジラの骨格標本です。2009年名古屋港に流れ着いたもので、鋭い歯を持っていることから、肉食であることがわかるとのことです。この他、カニなどの節足動物の体の構造に関する研究など生物学関係の展示もありました。

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<マッコウクジラの骨格標本>

 2階の特別展示室ではノーベル賞を受賞した下村博士の研究テーマでもある「発光生物」についての展示が10月18日までの予定で開かれています。ここでは様々な発光生物が紹介されていて、それらの発光メカニズムの解説されていました。また本物のヘイケボタルが暗室内で展示されていて、実際に発光している様子を観察することができました。この他江戸時代 のホタルを描いた浮世絵の展示など日本文化の紹介する異色の展示もありました。

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<発光生物の特別展示>

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<いろいろな発光生物>

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<ホタルの浮世絵>

 この他2階には名大の歴史コーナーやノーベル賞受賞者の紹介コーナーなども作られていました。なお博物館の休館日は日・月曜日で、入場料は無料です。

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<名古屋大学の歴史展示>

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<ノーベル賞展示>


# by haru_tsuji | 2025-09-30 06:00 | 千種区・名東区・守山区 | Comments(0)

やなせたかしと三越展

 NHKの朝ドラ「あんぱん」が いよいよ フィナーレを迎えます。これを記念して名古屋栄三越店の3階催事場で「やなせたかしと三越」展が9月29日まで開かれています。多くの人が訪れていますが、特に女性客や子供ずれが多い印象でした。

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 ドラマの中でも描かれましたが、やなせは高知新聞社を退職した後上京し、三越に就職しました。三越では宣伝部に配属となり、三越のオリジナル包装紙の誕生などに携わりました。包装紙に筆記体で「mitsukoshi」と書かれたロゴは、やなせの自筆とのことです。

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<三越のオリジナル包装紙>

 三越では三越劇場のポスターや社内報「金字塔」に挿絵や連載マンガ「みつ子さん」などを掲載。宣伝部員として活躍しました。

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<やなせが手掛けた三越劇場のポスター>

 この展示会では、やなせたかしの生涯も紹介されていていています。マンガ家としてだけでなく、詩人・エッセイストとして詩集を出版したり、有名な童謡「手のひらを太陽に」の作詞を行うなど、多彩な才能を発揮しました。

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<やなせたかしの年表>

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<やなせたかしの詩>

 晩年絵本「やさしいライオン」や「あんぱんまん」などを出版し、マンガ家としての地位を確立ました。この展示会では展示だけでなく、実際に絵本を手に取って子供たちが楽しめるコーナーも作られていました。

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<やさしいライオンとあんぱんまん>

 やなせたかしの故郷高知には「やなせたかし記念館」などゆかりの施設がたくさんあるそうですが、そういった施設の紹介も行われていました。

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<やなせたかし記念館など>

 なおこの展示会はNHKともタイアップしていて、会場には朝ドラコーナーも作られ、衣装や台本などの展示も行われていました。

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<NHK「あんぱん」コーナー>


# by haru_tsuji | 2025-09-25 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)

 今回は名古屋港の代表的な観光スポットである「名古屋港水族館」を紹介します。以前ナイトアクアリュームというテーマで紹介したことがありますが、人気のイルカショーが行われる北館中心の紹介でしたので、今回はいろいろなテーマエリアに分かれていて見どころ満載の南館を中心に紹介します。

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<北館のイルカショー>

 南館は「南極への道」というテーマで、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている南極観測船ふじが、かつて南極に向かった時のコースをたどり、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」というエリアで構成されています。

 「日本の海」には黒潮大水槽という巨大な水槽があります。日本近海に生息する様々な回遊魚が飼育されていますが、このエリア最大の見所は、35000匹のマイワシのトルネードです。マワシの群れが餌を求めて舞い泳ぐ姿はとても幻想的です。

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<マイワシのトルネード>

 「深海ギャラリー」は神秘的なエリアです。大きなタカアシガニや深海魚が見れる他、深海調査の歴史などの展示や奇妙な昔の潜水服の展示などもあります。

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<タカアシガニ>

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<昔の潜水服>

 「赤道の海」は珊瑚礁の中をカラフルな熱帯魚が泳ぐとても美しいエリアです。下記写真は珊瑚礁の砂に生息し、砂の中から出たり入ったりするユーモラスな動きをするチンアナゴです。

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<赤道の海>

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<チンアナゴ>

 名古屋港水族は世界で初めてアカウミガメの繁殖に成功しました。1988年には タイマイの繁殖にも成功しており、ふ化したばかりのウミガメの赤ちゃんも子供たちに人気です。

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<アカウミガメの繁殖>

 「オーストラリアの水辺」エリアには、ブタバナガメやオーストラリアハイギョなど珍しい生き物が生息する亜熱帯の水辺が再現されています。

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<オーストラリアの水辺>

 名古屋港水族館の特徴の一つは「南極の海」エリアの展示です。世界で初めてナンキョクオキアミの常設ステージに成功しました。また名古屋港水族館には南極のシンボルペンギン水槽があり、4種類のペンギンを飼育しています。一番大きなコウテイペンギンに会えるのは日本で2施設だけだそうです。

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<ナンキョクオキアミ>

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<ペンギン水槽>

# by haru_tsuji | 2025-09-20 06:00 | 港区・中川区 | Comments(0)