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おおぐるわ縄文ミュージアム

 前回紹介したパロマ瑞穂スタジアムの西側に歴史博物館ができました。名前は「おおぐるわ縄文ミュージアム」です。この場所は 昭和13(1938)年に発見された大曲輪(おおぐるわ)貝塚がある場所で、国の史跡に指定されています。

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<おおぐるわ縄文ミュージアム入口>

 以前は説明パネルが建つのみでしたが、スタジアムのリニューアルに合わせ発見場所付近にミュージアムが建設されました。この遺跡は貝塚で、6000年前から2500年前の縄文前期・後期・晩期の住宅跡や遺物が多く見つかっています。縄文人が捨てた貝殻の他、動物や骨格器、石器、土器などが出土しており、縄文人がどのような道具を使い、どのような生活をしていたかが分かる貴重なタイムカプセルです。

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<出土品の展示>

 耳飾りや腕輪などの装飾品や、土偶などお祈りの道具として使われたものなども展示されています。

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<耳飾りや腕輪など>

 縄文時代は現在より 平均気温が1〜2度高かったと推定されており、温暖化で海面上昇が起こったと考えられています。このためこの時期の貝塚は全国的にも現在の海岸線よりも内陸部に分布しており、名古屋でも瑞穂区や熱田区、緑区などに縄文遺跡が分布しています。

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<名古屋の縄文遺跡>

 この遺跡では縄文人の人骨も発見されています。 貝塚は一般的に 貝殻などゴミ捨て場だと考えられていますが、動物の供養なども含め共同墓地として利用されていたのではないかという説もあります。大曲輪貝塚で見つかった人骨は男性で、胸のあたりに一頭の犬の骨が出土していています。可愛がっていた犬と一緒に埋葬されたものと考えられています。また乳幼児の埋葬に使われたと考えられている土器棺も20基以上見つかっています。

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<縄文人と犬、右側は発掘された人骨>

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<土器棺>

 このような何千年前の人骨が残されたのは、貝殻に含まれた炭酸カルシウムの働きが大きいと言われています。日本の土壌は酸性で、通常土に埋まった骨は分解して消えてしまうのですが、貝殻の炭酸カルシウムが酸性土を中和し、骨の分解を防いだと考えられています。

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<貝塚は1.5mほどの深さにから発見>

 ミュージアムの外壁には、「10000年ウオール」が作られています。10000年の歴史を年代順に100mの壁に表現していて、大曲輪貝塚で発見された出土品なども解説付きでちりばめられています。

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<大曲輪貝塚石碑と10000年ウォール>

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<10000年ウォールに描かれた発掘当時(1939年)の写真>

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by haru_tsuji | 2026-05-05 06:00 | 南区・天白区・瑞穂区 | Comments(0)