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有松山車会館

 有松には名古屋市有形民俗文化財に指定された3台の山車があります。毎年10月第1日曜日の天満社秋季大祭の時には旧東海道を引き回されます。3台の山車は普段それぞれ山車庫に収納されていますが、そのうちの1つ山車会館は展示施設も併設していて、年中見学できるようになっています。

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<山車会館>

 山車会館では3台の山車のうち1台を毎年交互に陳列しています。現在は東町の布袋車が展示されています。布袋車は江戸時代 名古屋の若宮祭りで曵かれたもので、現存する3台の内の1台です。明治24年(1891年)有松に買い取られました。布袋車のからくりは名古屋のからくり人形師2代目玉屋庄兵衛によるものです。布袋人形の他、文字書き人形など4体のカラクリ人形がお囃子に合わせて動き、文字書き人形が「寿」という文字を書きます。

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<布袋車>

 山車は3階構造で、3階にカラクリ人形が設置され 2階にはからくり人形を操る人形方、1階はお囃子担当(囃子方)が入ります。

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<からくりを操る人形方>

 山車会館にはからくり人形の模型が展示されています。垂れ下がった紐を引っ張ると人形が動くような仕組みになっています。本物のからくりは、動く関節が多いので、一体の人形につき紐が10本ほどで、2人の人形方が操るそうです。

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<からくりの模型>

 布袋車のもう一つの特徴は豪華な大幕です。名古屋市指定文化財の中で唯一の大幕で、大幕には猩々緋(伝説の生き物「猩々」の血の色とされる朱色)に金糸の刺繍で霊獣を描いたもので、1812年の制作と言われています。

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<布袋車の大幕>

 200年以上使用されてきましたが長年の使用で色あせや刺繍のほつれなどがあるため、文化庁などの指導により大規模な復元・新調作業を10年がかりで行っています。

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 有松には布袋車の他、中町の唐子車、西町の神巧皇后車があります。唐子車は幕末に内海村(南知多町)で作られたもので、明治8年(1875年)に有松が購入しました。からくり人形は3体で、こちらも文字を書く からくりです。西町の神功皇后車は明治6年(1873年)名古屋の御車大工に作らせたものです。こちらも3体のからくり人形が乗っています。神功皇后は日本書紀に現れる伝説の皇后で、朝鮮出兵を前に鮎釣りをして、神意を占ったという故事を再現しています。

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<3台の山車>

 写真やビデオで祭りの様子なども展示されていました。また天狗や猩々、神功皇后車の初代からくり人形なども展示されてえいました。

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<祭りの様子>

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<天狗と猩々>

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<初代の神功皇后車からくり>

 開館は土日の10:00~16:00 (平日は休館)で、入場料は200円です。

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by haru_tsuji | 2026-04-20 06:00 | 緑区 | Comments(0)