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90年前のベンツはしご車 復活

 名古屋港ガーデン埠頭で行われた消防局出初式で1935年(昭和10)製造のベンツ製はしご車が復活しました。出初式終了後は、ベンツはしご車の試乗会も行われ、多くの人が行列を作りました。

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<ベンツはしご車試乗会>

 ベンツはしご車が導入された当時は、国内の自動車産業がまだ黎明期で、ガソリン車の消防車はもっぱら輸入車でした。また1933年(昭和8)に名古屋市役所本庁舎が建設されるなど、高層火災への対応へのニーズが高まった時期でもありました。

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<はしご車 後面>

 今回復活したはしご車は国内で現存する唯一の車両です。排気量7544CC、95馬力で、はしご長は30m。価格は72、500円で現在の価格に換算すると1億から2億円ぐらいです。かなり高額だったため、市や県だけでは予算が足りず、高層建築物関係者の寄付にかなり頼ったようです。導入後高層火災の切り札として活用されましたが、1968年(昭和43)老朽化のため退役しました。以後消防学校の教材として標本模型となりましたが、2016年(平成28)消防局と中日本自動車短期大学が協定を結び、修理を行うことになりました。

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<車体に付けられた「中日本自動車短期大学」の旗>

 中日本自動車短期大学は 岐阜県加茂郡にある日本随一の自動車整備士養成大学です。このはしご車の修理は大変難航したそうですが、手探りで部品製作や調整などを行い、約10年間をかけて走行試験に成功しました。

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 今回は修復後、初披露となりましたが、今後は展示などの静態保存を前提に、防火・防災指導の普及啓発の一助となる活用方法が検討されているそうです。

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by haru_tsuji | 2026-01-20 06:00 | その他 | Comments(0)