2026年 01月 20日
90年前のベンツはしご車 復活
名古屋港ガーデン埠頭で行われた消防局出初式で1935年(昭和10)製造のベンツ製はしご車が復活しました。出初式終了後は、ベンツはしご車の試乗会も行われ、多くの人が行列を作りました。
ベンツはしご車が導入された当時は、国内の自動車産業がまだ黎明期で、ガソリン車の消防車はもっぱら輸入車でした。また1933年(昭和8)に名古屋市役所本庁舎が建設されるなど、高層火災への対応へのニーズが高まった時期でもありました。
今回復活したはしご車は国内で現存する唯一の車両です。排気量7544CC、95馬力で、はしご長は30m。価格は72、500円で現在の価格に換算すると1億から2億円ぐらいです。かなり高額だったため、市や県だけでは予算が足りず、高層建築物関係者の寄付にかなり頼ったようです。導入後高層火災の切り札として活用されましたが、1968年(昭和43)老朽化のため退役しました。以後消防学校の教材として標本模型となりましたが、2016年(平成28)消防局と中日本自動車短期大学が協定を結び、修理を行うことになりました。
中日本自動車短期大学は 岐阜県加茂郡にある日本随一の自動車整備士養成大学です。このはしご車の修理は大変難航したそうですが、手探りで部品製作や調整などを行い、約10年間をかけて走行試験に成功しました。
by haru_tsuji
| 2026-01-20 06:00
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