人気ブログランキング | 話題のタグを見る

建中寺の歴史と御霊屋特別公開

 11月15日 尾張徳川家の菩提寺「建中寺」で御霊屋(ごれいや)が特別公開されました。御霊屋とは先祖の霊を祀る建物のことで、歴代尾張藩主の位牌を安置しています。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08005136.jpg
<建中寺三門>

 この寺は2代目尾張藩主徳川光友が父 義直の菩提を弔うため、1651年建立しました。本堂とその北側に建つ御霊屋が国の重要文化財に指定されています。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08034438.jpg
<本堂>

 本堂には当初 徳川義直の位牌が祀られていましたが、天明5年(1785年)の大火のため、本堂 鐘楼などが焼失してしまいました。1786年から1787年にかけて9代藩主徳川宗睦が再興しましたが、その時建てられたのが現在の本堂と御霊屋で、大火の際焼失を免れた義直の位牌は、御霊屋に祀られるようになりました。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08122069.jpg
<御霊屋入口>

 江戸時代を通じて歴代藩主の廟(墓)がそれぞれ作られ、御霊屋もそれぞれ建立されましたが、明治になって 境内が大幅に縮小され、1875年(明治8年)にかけて義直以外の御霊屋が撤去され、義直の御霊屋が徳川家の御霊屋となり、歴代藩主の位牌が集められました。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08063725.jpg
<御霊屋内部>

 更に戦後の大規模な復興事業により、境内にあった歴代藩主の墓所も移転の対象となり、7代藩主徳川宗春の墓は平和公園へ、9代藩主徳川宗睦の墓は小牧山に移転されました。また建中寺を造営した徳川光友の墓だけを残し、残りの墓は荼毘に付して遺骨とした上で、瀬戸市の定光寺にある初代藩主徳川義直の廟「源敬公廟」の徳川家納骨堂に納められました。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08164816.jpg
<源正公廟(光友の墓)>

 現在建中寺には前述の本堂、御霊屋の他、名古屋市指定有形文化財に指定されている源正公廟(光友の墓)、鐘楼、開山堂や三門、総門など歴史的な建造物が多数残されています。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08181656.jpg
<鐘楼>

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08200927.jpg
<開山堂>

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08321181.jpg
<総門>

 またこの日は「歩こう文化の道2025」というイベントで境内で尾張徳川隊のステージショーなども行われ、多くの人が訪れていました。

建中寺の歴史と御霊屋特別公開_a0362603_08204982.jpg
<尾張徳川隊のステージショー>

名前
URL
削除用パスワード
by haru_tsuji | 2025-11-20 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)