FE名古屋の新アリーナとBリーグプレミア参入計画

　名古屋を本拠地とするプロバスケットチーム「ファイティングイーグルス名古屋（略称:FE名古屋）」が、9月6日（土）ららぽーと名古屋みなとアクルスで、新シーズンのtip offイベントを開催しました。

　このイベントは10月から始まるプロバスケットボールリーグ（B1）の2025-26シーズンを前にFE名古屋を盛り上げていこうというイベントです。イベントではマスコットキャラクタの「リードくん」やチアダンスチームの「FE girls」がまず登場してステージを盛り上げた後、選手やヘッドコーチなどスタッフが登場し、お披露目会が行われました。

＜ＦE girls のチアダンス＞

＜選手やスタッフのお披露目会＞

　このイベントがららぽーとで開かれたのには理由があります。先月末に、三井物産・豊田通商・KDDIの3社が、ららぽーとみなとアクルスの隣接地に新アリーナ（仮称：名古屋アリーナ）の建設を発表し、FE名古屋のホームアリーナにすると発表したからです。（FE名古屋の現在のホームアリーナは枇杷島スポーツセンタです。）

＜新アリーナ＞

＜新アリーナ建設場所＞

　イベントでは新チームのお披露目会の後、FE名古屋の社長が登壇し、新アリーナ建設の経緯や今後のロードマップについて発表がありました。新アリーナは鉄骨造りの４階建てで、収容人数は約10,000人。着工は本年8月27日で、開業は2028年初頭を予定しているそうです。

　プロバスケットリーグは現在変革期で、来シーズンの2026-27シーズンから「 Bリーグプレミアム」という新しいカテゴリー リーグが新設されることになっています。Bリーグプレミアムには参入基準があり、単に強いチームというだけではなく、プロにふさわしい規模のアリーナを本拠地とし、観客動員や興行収入がリーグの要求を満たしていることが要求されているからです。

　FE名古屋は、残念ながらまだBリーグプレミアム参入基準を満たしていませんが、新アリーナ建設をきっかけとして、チーム強化と観客動員数を増やし、将来的なBリーグプレミアム参入を目指しているそうです。具体的な参入目標は2030－31シーズン。Bリーグプレミアムには、IGアリーナをホームとする名古屋ダイヤモンドドルフィンズが既に参入を決めていますが、名古屋2チーム目の参入に向け、FE名古屋も頑張って欲しいものです。

＜FE名古屋のBリーグプレミアム参入計画＞