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初の女性棋士誕生か?ラスボスは名大出身/柵木四段

 将棋界で今一番の話題は女性初のプロ棋士が誕生するかということです。将棋のプロ棋士はもともと 実力制で、女性にも門戸が開かれていいますが、プロ棋士になるまでの壁は、とてつもなく高く(奨励会3段リーグで勝ち抜き上位2名に入る事、年齢制限は26歳まで)今まで何人もの女性が挑戦しましたが、誰一人としてプロ棋士になることはできませんでした。

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<将棋会館>

 奨励会を経ずにプロ棋士になるもう一つの方法が プロ編入試験です。アマチュア強豪選手のプロ入り問題をきっかけとして 2014年に制定された制度で、プロ棋士との対局で一定以上の成績を残せば、プロ入りが認められるようになりました。

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<西山朋佳女流3冠>

 今回このプロ棋士編入試験を利用してプロ入りを目指しているのが西山朋佳女流3冠(29歳)です。西山さんもかつて奨励会に所属していましたが、年齢制限でプロ入りを断念。その後女流棋士という棋士とは別枠での活動を行っていましたが、昨年7月プロ棋士を相手に13勝7敗という素晴らしい成績を残し、プロ棋士編入試験の受験資格を獲得しました。プロ棋士編入試験は 月1局のペース新四段との対局を行う5番勝負で、昨年末までで2勝2敗。いよいよ今月22日に注目の最終局を迎えます。

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<柵木幹太四段>

 最終局に試験官として西山さんと対戦するのが、柵木幹太四段(26歳)です。西尾市出身で、初の名古屋大学出身棋士でもあります。大学院にも進学しましたが、3段リーグで苦戦が続き、大学院を休学して将棋に専念。25歳で見事四段に昇段しました。(その後大学院は退学)奨励会時代には、西山さんとも四段争いを競いあった仲で、対戦数も多く対戦成績も拮抗しているそうです。さて結果はどうなりますか...。西山さんにも頑張って欲しいし、地元棋士の柵木四段も応援したい。ちょっと複雑です。

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by haru_tsuji | 2025-01-10 06:00 | その他 | Comments(0)