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名古屋輸出陶磁器産業の発祥地/主税町公園一帯

 明治から昭和にかけて東区一帯には輸出陶磁器の絵付け工場や貿易業者が軒を連ねていて、日本最大の輸出陶磁器の生産地、集積地でした。名古屋市政資料館近くの主税町公園には下記のような歴史パネルが建てられていて、当時の様子を偲ぶことができます。

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<主税町公園の歴史パネル>

 パネルが建てられているのは、かつて森村組(現在のノリタケ、TOTO、日本ガイシなどの森村グループ)の絵付け工場があった場所で、名古屋の陶磁器産業発展のきっかけとなりました。下記写真は、森村組絵付け工場内の様子(上)で、オールドノリタケと呼ばれる芸術性の高い洋食器(写真下左)を製造し、全世界に輸出されました。また工場のあった主税町(ちからまち)はブランド名としても使われました。(写真下右)

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 下記地図は昭和9年の輸出陶磁器関連業者の分布図で、西は主税町公園付近から東は大曽根駅辺りにかけて、絵付け製品製造工場(●)や貿易商(〇)家内工業、付帯工業(▲)などが軒を連ねていました。その数は事業所数が650、従業員数は約14,000人にも上りました。

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 この辺りには当時の様子を伝える建造物なども残っています。名古屋市が管理する「文化のみち撞木館」は陶磁器貿易商だった井本為三郎が大正末期から昭和初期に建てた邸宅で、落ち着いた雰囲気の和室や大正ロマンが漂うステンドグラス付きの洋館、緑豊かな庭園などがあり、当時の貿易商の優雅な暮らしぶりを感じることができます。名古屋指定有形文化財・名古屋市景観重要建造物に指定されています。

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<撞木館>

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<井本為三郎>

 撞木館の近くに旧春田鉄次郎邸も残っています。こちらも貿易商の旧邸宅で、大正時代に建てられました。洋館と奥が和館になっていて、洋館1階が現在レストランとして使われています。

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<旧春田鉄次郎邸>

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<春田鉄次郎>

 このエリアには名古屋陶磁器会館もあります。昭和7年名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として建てられました。大きな半円窓やテラコッタが特長的で、四面が施釉スクラッチタイルで覆われた昭和レトロな建物です。現在は陶磁器の展示、陶磁器の絵付け教室、陶磁器の販売所として使われています。国の登録有形文化財、景観重要建造物にも指定されています。

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<陶磁器会館>

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<陶磁器販売コーナー>

 本日紹介した施設は下記の通りで、地下鉄高岳駅から北へ徒歩15~20分程です。

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by haru_tsuji | 2023-11-10 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)