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環境デーなごや2023

 9月16日に久屋大通り公園で「環境デーなごや2023」が開かれました。名古屋市が主催する環境イベントで、環境について学び、行動するきっかけとすることを目的として開かれました。

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 今回のテーマは「3Rでつなげよう!減らして分けて持続可能な未来へ」。3Rとは、Reduce(リデュース:ゴミになるものを減らすこと)、Reuse(リユース:一度だけでなく繰り返し使うこと)Recycle(リサイクル:資源として再生し使うこと)です。

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 エディオン久屋広場のステージでは、河村市長や「なごや環境3R大使」に任命されたグランパスくんが登場し、イベントを盛り上げていました。

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<河村市長とグランパスくん>

 環境問題をはじめとした様々な地球規模の問題が私たちの周りにはあります。これらを克服し、私たちの暮らしが持続可能となるため、国連は2030年までに達成すべき17の目標を定めました。これが「SDGs」です。名古屋市も従来のエコ事業所認定制度にSDGsの視点を加えた「なごやSDGsグリーンパートナーズ」という制度を設けていて、積極的にSDGsに取り組む事業所を認定・支援する活動を行っています。この日はこの制度の優秀事業所の表彰式なども行われました。

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<㈱荒川印刷では家庭で不要になった食品や本を寄付する活動を行っているそうです。>

 この日は環境問題に関わる行政・学校・NPO法人・企業など多くの団体がブース出店し、それぞれSDGsの取り組みについてPRしていました。また「SDGsビンゴシールラリーラリー」と名付けた企画も行われていて、ブースを巡ってビンゴシールを集めながら、楽しくSDGsを学べるように配慮されていました。

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<SDGsビンゴシールラリーラリー>

 各ブースのSDGs事例についていくつか紹介したいと思います。
 
1.名古屋で初めて導入された水素で走る燃料電池バス

  燃料電池車は温暖化の原因となるCO2を排出しない究極のエコカーと呼ばれています。

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2.食品リサイクル(飼料化)や羽毛製品のリサイクル

 ・中部有機リサイクル㈱
  スーパーやコンビニから排出される食品循環資源から家畜の飼料を製造を行っています。

 ・なごやハートステーションプロジェクト
  家庭に眠っている不用品のリユース羽毛製品のリサイクルを行っています。
 
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<食品リサイクル(手前のブース)、羽毛製品のリサイクル(のぼり旗のブース)>

3:名古屋市環境局による不用になった小型家電の回収

  携帯電話やデジタルカメラなどの小型家電には貴金属やレアメタルなどが含まれています。名古屋市では、総合スーパー、区役所、環境事業所等に下記写真のような回収ボックスを設置しています。

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<小型家電回収ボックス>

 エンゼル広場では、生物多様性に関する展示も行われていました。地球上の環境はあらゆる自然によって形作られており、生物の多様性を保全することが環境問題とも密接に関わりあっているという考え方によるものです。

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<なごや生物多様性センターのブース>

 サカエヒロバスではフェアトレードに関する展示が行われていました。フェアトレードとは立場の弱い開発途上国の生産者が立場の強い先進国の企業に買いたたかれ、労働力やコストに見合わない価格や条件を強いられることがないよう公正な取引を目指す取り組みです

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by haru_tsuji | 2023-09-20 06:00 | 中区・中村区・北区・東区・西区 | Comments(0)