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大狭間湿地(豊明市指定天然記念物)

 大狭間湿地は豊明市にある湧水湿地で、貴重な植物や生物が数多く生息していることから、市の天然記念物に指定されています。保護のため通常は公開していませんが、年に数回一般公開されています。今回は10月8日に一般公開されましたので、その時の様子を紹介したいと思います。

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 場所は下記写真の赤色で示した位置で、勅使池と二村山の間あたりになります。面積は2,367㎡です。大狭間湿地の水源は湧水で、後背地の雑木林に降った雨水が地面に染み込みそれが低地のこの場所で湧き出しています。昔はこのような場所が各地にありましたが、宅地開発や土地改良事業により、ほとんどの場所が消滅してしまいました。貴重な場所なので、今では市の教育委員会や豊明二村山自然観察会により保護活動が熱心に行われています。

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 それではこの場所で生息している希少種のいくつかを紹介します。
シラタマホシクサは、東海地方の湿地にしか生息していない一年草で、絶滅危惧種です。大高緑地公園や東山動植物園でも見られますが、大狭間湿地では一面に咲き誇っていて数も多く圧巻です。開花のピークは9月ですが、10月でも十分見ごたえがあります。

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<シラタマホシクサ>

 スイランは黄色の花弁で、キクに似た湿地に生える多年草です。東海地方から九州にかけて自生していますが、一部地域では絶滅してしまった希少種です。10月が開花の見頃です。

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<スイラン>

 モウセンゴケは、湿地に生息する食虫植物で絶滅危惧種にも指定されています。開花は、6月から8月にかけてです。

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<モウセンゴケ>

 サワシロギクは日本の固有種で、キクの仲間です。日当たりのよい野原や湿地に自生しています。

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<サワシロギク>
 植物だけでなく。国内の限られた場所にしか生息していないヒメタイコウチ(カメムシの仲間)や国内最小のトンボであるハッチョウトンボ、全国的に数が激減しているメダカなど珍しい生物も生息しています。

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<大狭間湿地に生息する動植物(右パネル)と湿地の保全活動(左パネル)>

 なお大狭間湿地の一般公開日については、豊明市のホームページに掲載されていますが、残念ながら今年の一般公開は、10月8日で終了しました。



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by haru_tsuji | 2022-10-15 06:00 | 東海・大府・豊明・東郷・日進 | Comments(0)