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名古屋の塩を運ぶ道/塩付街道

 人間にとって塩分の接種は不可欠なもので、古代から海岸で作られた塩が内陸部へと運ばれていました。名古屋でも干拓が行われる前の江戸時代の初めには、星崎のあたりで塩作りが盛んに行われていました。ピークは江戸時代初期で、中期以降は、瀬戸内海の安い塩に押されて、徐々に衰退していきました。

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<尾張名所図会で描かれた「星崎」:塩浜の様子が描かれています。>


 塩付街道は塩作りが盛んだったころ、自然発生的に出来た塩を運ぶための道のことです。塩付街道の起点についてはいくつかの説があるようですが、南区の富部神社付近から桜(東宝寺西、鳥栖神明社西)を通り、瑞穂公園のあたりを経由して、瑞穂区汐路町、更に北上して昭和区石仏町を通り、飯田街道(信州飯田へとつながる道)と交差した後、東区の古出来町、矢田を経て瀬戸街道へとつながっていました。塩付街道は都市化の影響で道があちこちで寸断され、道自体が既に消滅してしまったところも多いのですが、塩付街道保存会が作られていて、昔の風情を今に伝えています。


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<塩付街道保存会が設置した標札:名古屋市大病院(瑞穂区)東側の塀>



それでは、塩付街道沿いのスポットを南から北へ順に紹介したいと思います。

① 富部神社近く塩付街道の道標(南区)

 塩付街道と旧東海道の交差点に建っています。下記写真の左右が旧東海道、前後が塩付街道です。

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<塩付街道道標:旧東海道と塩付街道の交差点(富部神社東)>

② 鳥栖神明社(南区鳥栖1丁目)

 古墳の上に建てられている神社で、写真の道が塩付街道です。
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<鳥栖神明社(鳥栖神明社古墳:直径30m、高さ3.5mの円墳の上に祠があります。>


③ 瑞穂区汐路町付近(瑞穂区)

 写真で示した道が塩付街道です。瑞穂公園方向(写真左下)の道が途切れていますが、昭和初期に区画整理が行われたためで、昔の道は残っていません。

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<山崎川向田橋近くの案内図:塩付街道のルートが描かれています。>


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<塩付街道近くにある村上神社(瑞穂区村上町)>


④ 藤成神明社(昭和区塩付通)
 
 藤成神明社にも塩付街道に関する名古屋市教育委員会の標札が建てられています。標札にはこの神社の一筋西が当時の塩付街道だと書かれています。

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⑤ 白山社(昭和区石仏町)

 昭和区を南北に横切る塩付街道沿いにある神社です。

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by haru_tsuji | 2022-04-05 06:00 | 名古屋市内(その他) | Comments(0)