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名古屋の発展を支えた中川運河

中川運河は、名古屋港に荷下ろしされた荷物を旧国鉄の笹島貨物駅へ水路で運ぶために作られた運河で、大正15年に着工、昭和5年に完成しました。全長8.4kmで、開発当時は「東洋一の大運河」とも言われ、物流の要として名古屋の産業発展を支えました。最盛期の昭和39年には、75,000隻の船が往来したそうです。今回は当時の名残を留める歴史スポットと現在進められている再開発プロジェクトについて紹介したいと思います。



中川運河の河口:名古屋港ポートビルからの眺め

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中川運河の最大の特長は、閘門(こうもん)式だということです。閘門というのは運河の一部を開閉式の水門でせき止めて、水位を調整する施設のことで、名古屋港近くに中川口通船門が作られました。運河が海に直結していると、潮の干満により海水が運河を逆流する時間帯が発生し、船は逆流に逆らわないよう運行する必要があるのですが、閘門式の運河は、常に水位が一定に保たれているため24時間船の運航が可能になるという利点があるのです。


中川口通船門:船が名古屋港から中川運河へ入る際ここを通過します。この施設では、入口と出口に水門があって、この間の水位を変化させることにより船を昇降させます。このような仕組みはパナマ運河と同じ方法です。

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岡谷鋼機㈱の物流倉庫:中川運河がかつて物流の要として使われていたころの面影を残しています。(注:この倉庫は昔の原風景を残すため建て替えられたものです。)

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<小栗橋付近>



ささしまライブ24の堀止:名古屋港から運ばれた荷を下ろした船泊の跡です。現在では観光船「クルーズ名古屋」の発着点となっています。

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松重閘門:昭和7年に建設された中川運河と堀川とを結ぶ閘門です。水位が異なる二つの河川の水位調整の役割を果たしてきましたが、現在は使われていません。昭和61年名古屋市の文化財、平成5年に都市景観重要建築物に指定されています。


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<JR山王駅東>


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昭和40年代ごろから陸上輸送の主体が鉄道貨物からトラックへと変わってゆく中で、中川運河を往来する船の数も徐々に減っていきました。こうした中で中川運河にかつてのような賑わいを取り戻すため、中川運河再生の取り組みも着々と進められています。


中川運河では毎週土日に観光船「クルーズ名古屋」を運行しています。

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中川運河の賑わいを取り戻すため、今注目の鋳物ホーロー鍋を製造する愛知ドビー㈱が運営する「バーミキュラ ビレッジ」も中川運河沿いに建設されています。

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<中川区舟戸町運河沿い>

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by haru_tsuji | 2021-03-20 06:00 | 名古屋市内(その他) | Comments(0)