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鶴舞公園にあった名古屋出身 加藤高明総理大臣の銅像

名古屋出身の総理大臣加藤高明は日本に普通選挙を初めて導入したことで知られています。それまで納税額に応じて与えられていた選挙権を、すべての国民が投票できるという民主的な仕組みに変えたのです。(但し当時の選挙権は男性のみで、女性にも選挙権が与えられたのは戦後になってからですが・・・。)

加藤高明は尾張藩佐屋代官所の下級役人服部重文の次男として佐屋で生まれました。8才の時名古屋に転居し、13才で親戚の加藤家へ跡継ぎとして養子に入ります。名古屋では名古屋洋学校(現在の旭丘高校)で学び、東大法学部に進学するまでの間を名古屋で暮しました。

地元出身で大きな功績を残したにもかかわらず、あまり語られることが無いのは普通選挙法と同時に制定した治安維持法にありました。普通選挙法施行により有権者の数は300万人から1200万人へと急拡大ましたが、それは貧しい人たちが大勢選挙権を持つということでもありました。この法律が制定される7年前の1917年ロシア革命が起こっています。社会主義思想の拡大と政情不安を恐れた日本政府は、普通選挙法とだき合わせの形で治安維持法を制定したのです。結果としてこの法律により、日本は戦前の厳しい思想弾圧の時代へと突入していくことになるのです。


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鶴舞公園内にある「加藤高明伯銅像跡」:昭和3年加藤高明の功績を顕彰するため銅像が建てられましたが、戦時中物資が不足したため銅像は供出されてしまいました。写真後ろの石碑みたいなものが、現在も残されている銅像の台座です。


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鶴舞公園にある「普選壇」:加藤高明の銅像と同時期に普通選挙法成立を記念して建てられた野外劇壇です。壁に3枚の青銅版が貼られていて中央が「五か条の御誓文」、左側が「英語版五か条の御誓文」、右側が「建設の趣旨」です。青銅板は戦時中供出されましたが、こちらは戦後復刻されています。

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「普選壇」の中央に掲げられている「五か条の御誓文」は明治維新の基本方針で、特に有名な第1条「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ」は普通選挙法実現の思想的なよりどころでした。

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加藤高明伯銅像跡は竜が池のほとりにありますが、公園案内図に「加藤高明」の名前はありません。

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加藤高明が少年時代に過ごした住居跡:中区栄1丁目(白川公園の西側です。)

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by haru_tsuji | 2021-03-05 06:02 | 熱田区・昭和区 | Comments(0)