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刈谷日劇と吉沢亮主演「AWAKE」

刈谷日劇は、1954年に開業した県内で一番古い映画館です。当初は洋画専門館としてスタートしましたが、現在は単館系のミニシアターとしていろいろなジャンルの映画を上映しています。スクリーンはふたつ。現在主流のデジタル映写機の他、昔懐かしいアナログ映写機(いわゆるフィルム映画)での上映も行う国内でも数少ない映画館のひとつです。

今回見たのは、吉沢亮主演「AWAKE」です。この映画は、2015年に行われた将棋の電王戦 阿久津八段対コンピュータソフト「AWAKE」の戦いを基に、山田篤仁篤宏監督が書き下ろしたオリジナルストーリーです。この映画が刈谷日劇で上映されるのは、ちょっと特別な意味があります。それは電王戦で活躍するロボットがデンソー製で、刈谷はいわばこの映画のおひざ元と言っても良い場所だからです。

映画の内容は、将棋連盟の奨励会でプロ棋士を目指していた清田英一(吉沢亮)が、圧倒的な実力を誇るライバル浅井陸に敗れプロの道を諦めます。奨励会を退会した英一は、大学へ入学しますが、コンピュータソフトのすばらしさに目覚め、AIソフト「AWAKE」を開発。コンピュータ将棋大会で優勝し、ついにプロ棋士との戦い電王戦へ参戦します。そこで待ち受けていたのは若手強豪棋士として活躍するかつてのライバル陸だったというストーリーです。

挫折しても、また立ち上がる。この映画は、希望をもって頑張ることの素晴らしさを教えてくれる秀作だと思います。皆さんも是非ご覧になってください。なお主演の吉沢亮さんは今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」でも主役 渋沢栄一を演じる今最も注目されている若手俳優です。





刈谷日劇:名鉄刈谷市駅の近くの愛三ビル5階にあります。

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電王戦で使われたロボットは「電王手さん」という名前がついています。駒を持ったり、成駒(駒を裏返す)の動作ができるよう将棋に特化した仕様になっています。この映画は(株)デンソーが協賛していて、チケット購入時にプレゼントとして「電王手さん」のプラモデルとクリアファイルを頂くことができました。

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by haru_tsuji | 2021-01-09 05:57 | 愛知県内(その他) | Comments(0)