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緑区に鹿やイノシシがいた時代/雷貝塚

鳴海小学校の北側、カトリック鳴海教会の裏手の住宅街に、ぽつりと「雷(いかづち)貝塚」という標札が建っています。現在は周辺が宅地化され標札しか残っていませんが、ここには昭和2年野村三郎氏により発見された縄文時代後期の遺跡がありました。先史の人たちは貝類(主にハマグリ)を常食としていて、ゴミとして出る大量の貝殻をこのあたりに捨てていました。貝殻の他、縄文土器、獣の骨(鹿やイノシシ)、人骨、やじり・石斧などの道具類が大量に出土しています。

遺跡の場所は現在の鳴海町矢切あたりですが、遺跡発見当時の地名は字雷だったので雷貝塚と呼ばれました。発見者の野村三郎氏は、鳴海町長、鳴海耕地整理組合長、愛知郡会議長などの公職についた方ですが、この遺跡の他、上ノ山、鉾ノ木、粕畑貝塚などこの地域の遺跡を次々に発見し、考古学界へも大きな功績を残しました。

榊原邦彦著「緑区の史跡」によると、この遺跡の発見をきっかけに考古学研究が飛躍的に発展し、各地からの見学者も引きも切らなかったとのことです。またこの遺跡からは、鹿の骨が大量に出土しているため、北側にあたる鹿山あたりに鹿が群生していたのではないかと推測されています。




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雷貝塚からの発掘品は名古屋市博物館で保管されています。

1)獣の骨(シカ、イノシシ)

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2)縄文式土器

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3)やじり(石鏃)

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by haru_tsuji | 2020-09-16 08:00 | 緑区 | Comments(0)