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国宝の山寺/虎渓山永保寺

虎渓山「永保寺(えいほうじ)」は中央自動車道多治見インター近くにある名刹です。臨済宗南禅寺派のお寺で鎌倉時代の名僧「無窓疎石(むそうそせき)」が開創しました。無窓疎石は後に、後醍醐天皇の命により京都 南禅寺の住職となりますので、永保寺は南禅寺と似た雰囲気を持っています。

このお寺の本堂は「観音堂」という茅葺の建物で国宝に指定されています。1314年建てられ、この中には本尊の観音菩薩像が納められていて毎年3月15日に一般公開されているそうです。またここには「開山堂」というお堂もありこちらも国宝です。足利尊氏が建立したと言われており無窓疎石の像が祀られています。

無窓疎石は庭園設計の分野でも有名で、世界遺産となっている京都の西芳寺(苔寺)や天龍寺の庭園の設計も行いました。永保寺にも無窓疎石が設計した庭園があり国の名勝に指定されています。その他このお寺には文化財指定されたものがたくさんあり、見どころ満載です。



正面の建物が国宝の観音堂です。

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こちらも国宝の開山堂

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無窓疎石が設計した庭園も名勝に指定されていて見どころのひとつです。

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永保寺には下記のような大きな建物がありますが、本堂ではなく「方丈」といって禅僧たちが修行するお堂です。

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永保寺の案内図。看板の後ろは駐車場(無料)です。

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by haru_tsuji | 2020-01-25 16:24 | 中部 | Comments(0)