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せともの祭

9月14日、15日に「せともの祭」が行われました。日本最大級の陶磁器イベントで、県内外から40万人を越える人が詰めかけるビッグイベントです。名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」近くの瀬戸川両岸に瀬戸物店がずらりと並び、普段使いの食器から陶芸作品まで様々な陶磁器が手ごろな値段で販売されます。またステージショーや、陶芸体験、町並みツアーなど様々なイベントも繰り広げられ、初日の夜には花火大会も行われます。

今年で88回目を迎えるこのお祭りですが、磁祖と呼ばれる加藤民吉の功績を称える祭りでもあります。瀬戸焼は、鎌倉時代に加藤四郎景正という人が宋(中国)から施釉の技法を伝えたのが始まりだと言われ、地場産業として栄えましたが、江戸時代、質の良い磁器が九州の有田を中心に盛んとなり瀬戸焼は衰退してしまいました。これを救ったのが加藤民吉です。民吉は単身九州にわたり磁器製法の習得に励みました。民吉がもたらした技術により瀬戸焼は急速に進歩し発展しました。以後民吉は、瀬戸の磁祖と呼ばれるようになり、ふるさとの窯神神社に祀られるほどになったのだそうです。

こうした瀬戸焼の歴史は市内にある瀬戸蔵ミュージアムという博物館で見学することもできます。




瀬戸川の両岸には、200店以上の瀬戸物店が並ぶ

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地元の小学校や中学校などの陶芸部も作品を出品

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高校生主催の陶芸教室

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磁祖「加藤民吉」の像(窯神神社にて)

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加藤民吉生誕の地

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窯神神社入口

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瀬戸焼の歴史を伝える瀬戸蔵ミュージアム

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by haru_tsuji | 2019-09-15 20:57 | 愛知県内(その他) | Comments(0)