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東山動植物公園の紅葉

 今年は暑かった夏の影響で紅葉の時期が例年より遅れていて、12月を迎えやっと見頃を迎えています。東山植物園には紅葉する樹木が500本ほどあり、12月8日まで「紅葉ライトアップ・もみじ狩り」というイベントが開かれていて、連日多くの人たちが訪れています。

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 東山植物園は紅葉する樹木が多いだけでなく、合掌造りの家や武家屋敷門、水車小屋、日本庭園などレトロな和風のスポットが多く、美しい紅葉とマッチした雰囲気で、名古屋随一の紅葉の名所と言って良いのではないかと思います。

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<水車小屋付近の紅葉>

 園内の紅葉スポットについていくつかあります。植物園入口の星が丘口からトンネルを通ってしばらく進むと右側に日本庭園があり、その北側に鎌倉時代の古窯(登り窯、陶器を焼く窯)があります。古窯横に休憩所がありますが、そこから見る景色は、色づいた紅葉が眼の前に広がっていて、屏風絵のような趣きがあります。

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<古窯横休憩所から見た紅葉>

 植物園から動物園方面に向かう散策路には、たくさんのもみじが道の両側に植えられており、トンネルのようになっていてとても綺麗です。もみじの色もカラフルで、五色もみじ(赤、橙、黄、黄緑、緑)と呼ばれています。

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<五色もみじ>

 紅葉イベントの期間中は日替わりで様々な企画が行なわれています。この日は「植物園長&薬剤師ともみじ狩り」という催しも行なわれ、植物園長の案内で園内の散策が行なわれ、多くの人が参加しました。

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<植物園長&薬剤師ともみじ狩り>

 園長からは、紅葉のメカニズムの説明や紅葉スポットの紹介、薬剤師の方からは園内に植えられている薬草や漢方薬についての話などが聞けました。

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<植物園の薬草マップ>

 また也有園という日本庭園内にある茶室(宗節庵)では生わらびもちやぜんざいなどの特別出店も行われ、大変賑わっていました。

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<宗節庵での生わらびもち特別出店>

# by haru_tsuji | 2024-12-05 06:00 | 千種区・名東区・守山区 | Comments(0)

 日本最大級のスタートアップ支援拠点(ステーション AI)が10月31日鶴舞にオープンしました。日本国内外のスタートアップ 約500社を受け入れ 地元企業や金融機関 大学などの研究機関 約200社が参画し 協業 支援し合うことで 新しい技術や事業を創生していくことを目的としています。

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<ステーションAI>

 ステーションAI内に作られているのが「 あいち創業館」です。ものづくりが盛んな 愛知県では昔から 数多くの企業家たちが 様々な企業を立ち上げ 産業を発展させてきました。あいち創業館はそんな企業家たちの歩みを紹介し、これからの未来を切り開くスタートアップ関係者に様々なヒントを与えるための施設です。

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<あいち創業館>

 あいち創業館はいくつかのゾーンから構成されています。まず入口付近に有るのが「偉人のトイカケゾーン」です。起業家たちの様々な言葉が「問いかけ」という形で表示されます。

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<あいち創業館のレイアウト>

「産業ルーツゾーン」は映像で、愛知県における産業の歴史を紹介するコーナーです。愛知県内で生まれた 個別企業や企業家の歴史について自由に選択し、詳細情報を壁に表示させることもできるようになっています。

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<愛知県 産業の歴史>

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<ソニーの歴史やソニー創業に関わった盛田昭夫の映像>

 「偉人との出会い」ゾーンでは、テーブルの上に様々な起業家のアイコンが映し出されていて、タッチするとその起業家の詳細情報や名言などが表示されるようになっています。

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<トヨタ 豊田章一郎の名言>

 その他「探求・交流ゾーン」では、創業や発想のヒントにつながる多彩な書籍を楽しむことができる他、関係者が交流するためのミーティングコーナーなどもあります。

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<探求・交流ゾーン>

 この他 、ステーションAIには様々な人が出入りするため、コンビニやカフェ、レストランなどの他、イベントスペースなども用意されています。

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<ステーションAIのイートスペース>

# by haru_tsuji | 2024-11-30 06:00 | 熱田区・昭和区 | Comments(0)

 蒲郡オレンジパークでみかん狩りをしました。蒲郡はみかんの町として有名ですが、ブランド化も行なわれていて、「蒲郡みかん」は愛知県で登録されている20の地域団体商標のひとつにもなっています。

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<蒲郡オレンジパーク>

 蒲郡では250年ほど前から農家の自家用としてみかんが育てられ、江戸時代末期に温州みかんが導入されました。大正時代にみかん園が増加し、昭和初期からみかん栽培が本格化したそうです。蒲郡のみかん栽培面積は400ha程で、露地みかんとハウス栽培の温室みかんで全国有数の産地となっています。

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<蒲郡のみかん園>

 蒲郡オレンジパークは1年を通じてフルーツ狩りが楽しめる人気の観光スポットですが、現在はちょうどみかん狩りのシーズンで、平日でも大変賑わっています。

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<みかん園>

みかん狩りは平日ならば予約不要です。本館1階で受付の後、本館前に泊まっているマイクロバスに乗ら込むとみかん園まで連れて行ってくれます。時間は無制限食べ放題で、1kgまで持ち帰りもできます。入園する際持ち帰り用のカゴを渡されますので、カゴが一杯になったら終了です。

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 みかん狩りは12月までで、その後はいちご狩り、6月から9月はメロン狩りやブドウ狩りなどができます。館内にはみやげ店や直売所、レストランなどもあります。

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<オレンジパーク みやげ店>

# by haru_tsuji | 2024-11-25 06:00 | 愛知県内(その他) | Comments(0)

 名古屋港ガーデンふ頭で「カーボンニュートラルのススメ@名古屋港」というイベントが行なわれました。名古屋港管理組合が主催し、国交省や愛知県、名古屋市などが後援するイベントで、様々な出品者がそれぞれカーボンニュートラルに向けての技術や取組を紹介していました。

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 カーボンニュートラルの取組で今一番注目されているのが水素エネルギーです。水素は利用時にCO₂を排出しないので、環境負荷を低減できるからです。愛知県は、全国一水素ステーションが多く、水素を利用する燃料電池車の登録台数も全国一なのだそうです。

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<愛知県ブース>

 また名古屋市や名古屋港管理組合も水素活用を推進していて、名古屋市は各区に燃料電池車が導入し、名古屋港管理組合も港湾の荷役設備の水素化を推進していているそうです。

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<名古屋市が各区に導入:燃料電池車>

 水素製造は現在石炭などを高熱で水素とCO₂に分解する方法が主流となっています。オーストラリアには褐炭(品質の低い石炭)が未利用のまま大量に埋蔵されていて、これを利用して安価な水素を製造するプロジェクトが進められています。またこの水素を液化して、日本に輸送するための水素船の開発も進められているそうです。

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<川崎重工が開発中の液化水素輸送船>

 石炭から水素を製造する方法は、低コストですが製造過程でCO₂が発生するという難点があります。これを克服するため、別の方法も研究されています。中部電力のブースでは、天然ガス(ターコイズ水素製造)やアンモニアから水素を製造する方法(アンモニアクラッキング技術)を紹介していました。これらの方法はCO₂を出さない特長がありますが、コストが課題です。


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<ターコイズ水素製造の研究(中部電力)>

 この他東邦ガスでは水素とCO₂を合成してeメタンという燃料を作る実証試験を行っているそうです。eメタンは燃焼するとCO₂が発生しますが、発生したCO₂は再びeメタンの原料として使うことができます。

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<eメタンの導入:東邦ガス>

 その他CO₂を吸収する環境配慮型のコンクリート(大成建設)や航続距離が長い水素トラックの展示〈日野自動車)など様々なカーボンニュートラルに関係する最新情報の展示などがあり、興味深い展示会でした。

# by haru_tsuji | 2024-11-20 06:00 | 港区・中川区 | Comments(0)

 世界的大型帆船の日本丸が一年振りに名古屋港にやって来ました。11月8日から12日までで、9日、10日の2日間は一般公開も行なわれました。

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 日本丸は独立行政法人海技教育機構が所有する練習船で、船員を養成するために使われています。今回の航海では高等専門学校航海科の実習生93名(うち女子22名)と航海士や機関士を勤める教官38名が乗船し、日本中を航行しながら航海技術を学んでいるそうです。この日は実習生がデッキに立って、船内の説明をしてくれました。

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<日本丸のデッキ>

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<船内での講義の様子>

 練習船実習では長期間船の中で生活しながら航海を続けていて、下記日程が実習生の1日だそうです。朝6時起床、夜22時30分消灯で、午前、午後に講義や実習が行われるそうです。また朝食前と夜に「別科」と言って掃除の時間があるそうです。

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<実習生の1日>

日本丸は帆船ですが、ディーゼルエンジン2基も搭載していて、国内の航海はディーゼル機関を使うそうです。船の舵をとる「操舵装置」も帆走時とディーゼル運行時とは違っていて、下記の大きな舵は船の後部にあり、帆走用だそうです。

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<帆走用の後部操舵室>

 ディーゼル用の操舵室は前方で、下記写真の2階の部屋だそうです。

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<ディーゼル用の前方操舵室(2階)>

なお今回寄港した日本丸は2代目で初代の日本丸は横浜のみなとみらい21地区に係留されていて、重要文化財に指定されています。

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<日本丸>



# by haru_tsuji | 2024-11-15 06:00 | 港区・中川区 | Comments(0)